SDGS PolicySDGs方針・ビジョン

SDGs方針

SDGsとは

もともとは、1987年に環境分野で生まれた概念(SD)が、人権の実現に直結する概念に拡大したSustainable Development Goalsの略称で、「持続可能な開発目標」ということになります。SDGsには、国連加盟193カ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標と169のターゲットがあります。この地球上で、「誰一人取り残さない」人類社会を実現するために、私たちにできることはないかと真剣に考えました。

私たちの印刷製品が利用されるシーンとは、商品・サービスの最終利用者であるユーザーの消費行動と密接に関連します。SDGsの社会への広まりとともに、ユーザーの消費に関する意識の高まりとして、近年では製品の価格の安さ、品質の高さ、出来栄え、美しさなどの、いわば製品の外形的評価という選択基準はそのままに、その製品が生み出される過程がより重要視されることになりました。つまり、印刷物製造工程における環境に対する配慮と、未来へ負荷軽減の仕組みとヴィジョンを持って取り組んでいる会社が必要とされ、そのような会社の製品とサービスを利用することを望まれています。

23年前に「みんなで幸せになる」というポリシーを掲げてより良い明日を目指している私たちは、社会的な意識の高まりとともに、 製造業として、印刷会社として、今を生きるひとりとして「最高に野心的かつ変革的な」SDGsの取り組みをますます加速させます。

博多印刷の企業理念とSDGs方針

理念

ミライのカタマリにつくす。

方針

水と、空気と、同じように、印刷という言葉は
人の社会と日常に、密接に寄り添っています。
私たちは、美味しい水と綺麗な空気と同じように、
「安全な印刷製品」を、子どもたちが
あたりまえに享受できる社会をつくります。

博多印刷のSDGsは、コドモたちへのヤクソク。



博多印刷のSDGsの取り組み

FSC、古紙再生紙等を利用した印刷製品を提供しています。

FCS(森林管理協議会)とは、生産を行う森林や製品、流通過程の評価、認定、監督を行っています。きちんと管理された森林からの製品を目に見える形で消費者に届け、それにより経済的利益を生産者に還元する仕組みであり、カーボン・ニュートラルの取り組みにも合致します。
私たちはFCS認証を通じ、印刷に必要不可欠な素材である紙とその原料となる木や森林を適切に保護し、印刷業に取り組む自社の責任として持続可能な社会実現に向けた取り組みを行っています。

ISO9001/14001統合運用と外部委託先評価を実施しています。

私たちはISO(国際基準)に則り、

①責任・権限
②方針・目標管理
③文章化した情報
④プロセス・業務管理
⑤内部監査
⑥マネジメントレビュー

を実施する中で、さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進しています。

私たちは、グリーンプリンティング認定工場です。

認定基準に基づき客観的な審査によって環境配慮された印刷工場として認定されています。認定基準は事業所全体と工程別に決められており、その内容はすべて(一社)日本印刷産業連合会のホームページで公開されています。
法令や条例に対する遵法はもちろんのこと、地域住民への環境影響(悪臭、騒音、振動等)を未然に防ぐ対策を盛り込んでいるほか、VOC発生などの大気汚染防止、廃棄物削減、リサイクル推進、地球温暖化防止など、地球規模での環境対応を基準化しています。最近では、労働安全衛生の配慮、緊急時対応の基準も追加しました。

健康経営優良法人の認定は、従業員満足度向上のため。

地域の健康課題に即した取り組みと、日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している企業として認定されました。
従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む理由は「最高の従業員満足度を追求」しているからです。私たちが考えるみんなの幸せとは「行きたいところに行く、食べたいものを食べる、欲しいものを買う。」
これを実現するためには、各自の健康が大前提です。具体例として、健康診断受診の際のオプション健診の義務化と全額費用負担を実施しています。

須恵工場の電力を再生可能エネルギーに"100%"シフト完了。

太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法です。
博多本社、須恵工場の低圧電力・高圧電力いづれもを100%再生可能エネルギー利用にシフトしました。メインとなる電力は太陽光発電による自然エネルギーです。私たちは、福岡を拠点にする開発面積約250万㎡(PayPayドームグランド212個分)にもおよぶメガソーラー発電所から再生可能エネルギー供給を受け、印刷業界が取り組む「カーボンニュートラル」に力を入れています。

九州生産性大学への研修派遣。
高度で専門的な学習機会を支援。

9ヶ月間の長期研修で経営の中核を担う「人材」を育成する、九州一の歴史と規模を誇るマネジメントスクール「九州生産性大学」。私たちは、毎年希望者・推薦者を複数名派遣することで、日々の業務や社内OJTでは難しい専門分野の知識を習得、学習する機会確保を継続しております。
ダイバーシティが注目される時代、製造担当者が人事・採用のスペシャリストになったり、経理担当者が営業・マーケティングカリキュラムを専門にしてもいいと考えてました。目標を持つこと、チャレンジする環境があることを大切にしています。

メディア・ユニバーサルデザイン資格取得を支援しています。

私たちがいる福岡市では、ユニバーサルデザインの理念に基づいた、誰もが思いやりを持ち、すべての人にやさしいまちづくりに取り組んでいます。
ユニバーサル・デザインとは、障がい者の方と健常者の方、若い方とお年寄りの方、性別や国籍を超えて、誰であっても利用しやすい、使いやすい便利な製品を生み出すための考え方です。どちらか一方に配慮し、専用設計や仕様を考えるバリアフリーとは少し違う視点と発想で、印刷製品がみんなに喜ばれるために重要な知識を身につけました。MUDディレクター・MUDアドバイザーの有資格者が在籍しています。

働くママ・パパに子育て有給を付与、就業規則に明文化しました。

私たちも例外なく、人口減少と超少子高齢化問題に直面しています。
この国が抱える課題から「子育て以上に大切な仕事など、この会社のどこにもない」ということに気が付きました。
熱を出して泣いている子がいます。授業参観や親子遠足を楽しみにしている子がいます。そんなこどもたちを持つ親は、今まで有給消化によって対処していましたが、有給を使い切ると欠勤扱い。これは違うのでは?と、法定有給の1.5倍の子育て有給を設定しました。こどもたちに寄り添いながら働く環境を何より大切にしています。

現像レスで廃水とケミカルを削減し、人にやさしい工場づくり。

ベルギーに本社を置くAGFA社製・現像レスサーマルCTPプレートAzura(アズーラ)を採用しています。この先進的プレートは”フラットサブストレート”により、湿し水を極限まで絞ることに成功しました。現像処理を一切排除した人と環境に優しい印刷技術は、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化に貢献します。
私たちの印刷技術は、使う人にも、作る人にも優しい製品づくりにつながります。トレードオフ解消に向けた私たちのシステムそのものが、あなたにSDGsに直結することに誇りをもっています。

「片手間に本を開くこと」を文字どおり実現する新PUR製本技術。

広く普及している無線綴じ接着糊のEVA系は、使いやすく品質も安定したものですが、私たちはより接着性が高く、強度が強いにもかかわらず高い柔軟性を持つ「PUR(Poly Urethane Reactiv)」系の接着糊を使用した製本が可能です。「分厚い本を開いたまま、左右の手がフリーになる。」教科書を開きながら黒板に板書する先生方、読み物が好きな高齢者の方、図鑑を見ながら写し絵するこどもたち。PURで実現する本の開きは、文字や絵柄をノドまでしっかり見ることができますし、何度と開いても丈夫で長持ち。リサイクル溶解工程の除去が用意で「環境配慮型製本糊」にも指定されています。

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